ninirosso’s diary

自分の考えを表現することがとても苦手・・・もっと上手にアウトプットできるようにとブログを始める★ 持病を抱える奥さんと二人三脚で日々支え合う

嫁さんの病気 ①

3年前のことですが、

 

結婚してまもなくのある朝、嫁さんが体調悪いということで病院に行き、自分はそのまま会社に行きました。

 

その後、嫁さんから「緊急入院することになった」とのメールを受け、驚いた自分はすぐに仕事を切り上げ病院に向かいました。

 

診断結果は不治の病「1型糖尿病」。

 

医師によれば、もう少し診断が遅れていれば命が無かったと言われ、

さらに聞きなれない病名の為、何が何だかよく分からずただ混乱するばかりでした。

 

その日は明日からの入院に備え、夫婦でいったん帰宅。

 

冷静な嫁さんに対して、

自分の稚拙さから「大丈夫!絶対治るよ!」と無責任な言葉しか言えないことでひどく嫁さんを傷つけてしまい、その後堰を切ったように泣き続ける嫁さんの姿が今も頭から離れません。

 

本当にあの時は、自分の未熟さ、稚拙さ

嫁さんに対して申し訳ない気持ちしかありません。

 

 

この「1型糖尿病」という病気。

自己免疫機能の何かしらの異常により、膵島が攻撃を受けインスリンが分泌されず血糖値が上昇し続け、最悪の場合死に至る病気です。

 

この1型糖尿病を根本的に完治させる医療方法は確立されておりません。

しいて言えば、膵島移植ですがドナー不足の為現実的ではありません。

 

知れば知るほど事態が深刻であることが分かってきましたが、インスリンによる血糖コントロールによりなんとか生活できるレベルになるということが唯一の救いでした。

 

しかし、この血糖コントロールが非常に難しく、

通常血糖値は100~150mg/dl あたりで調整されますが、

1型患者の場合は高いときで300以上、低い時で40~50とジェットコースターのような上下限を繰り返すために身体への負担は計り知れません。

また、身体的負担以上に精神的負担が想像以上に大きい・・・

 

せめて嫁さんの精神的負担を軽減するために自分ができることは何だろう・・・せめて嫁さんの地元に近いところに引っ越して家族親戚と過ごす時間を増やしてはどうかとの思いが日増しに強くなっていきました。

 

私と嫁さんの地元はともに福岡県で、仕事の都合上で関東に住んでおりました。

 

結婚と同時に福岡に住んでいた嫁さんが私の勤務地である関東に引っ越して来た形です。

 

関東というこの縁もゆかりもない土地で働き続けることが果たして正解なのか?

 

拙い文章ですが、

また、続き次回で書きたいと思います