嫁さんの病気 ②
久しぶりの更新となります。
前回・・・といっても3か月ほど期間が開いてしまいましたが、
結婚2か月目で嫁さんが1型糖尿病を発症した記事を書かせて頂きました。
今回はその続きです。
1型糖尿病と診断された翌日より即入院が決まりました。
入院中に体調を回復させるのと同時に、
退院後に自力で生活できるようにインスリン注射や血糖値測定の仕方を学びます。
仕事後に面会の為に病院に行きますが、
嫁さんの精神状態が良くなく、
会話もできず面会終了ということもあり、
その度に落ち込んでしまう有様でした。
当時の自分の心境としては、
結婚時の幸せピークから一気に奈落の底に落ちてしまうような心境でした。
何か現状を少しでも変えられないか日々悩んでいた時に、事情を知っている上司から
「総合職から一般職へ変更してはどうか?」
との提案を頂きました。
総合職から一般職への変更は
より地元に近い場所で働き続けることができ、全国転勤が無くなる一方で、
今後の昇進・キャリアアップを断念することを意味します。
入社以来、
ずっと総合職として働き続けてきたため、
その提案を頂いたときは正直戸惑い、考える猶予期間を頂きました。
「家庭を取るか、仕事を取るか」を急遽迫られた形です。
色々悩んでいる時に、
嫁さんの両親がはるばる福岡から埼玉までお見舞いにきてくれたことが
決断するきっかけとなりました。
やはり一番大事なのは「家族と過ごす時間」であり、それが嫁さんに生きる力を与えてくれるのではないかと・・・
その後、上司に一般職への変更を希望し、
その約6ヵ月後に福岡へ転勤となりました。
仕事に関しては全く新しいことばかりで戸惑うことばかりでしたが、今はなんとかこなせている状況です^_^;
私生活に関しては、
福岡在住というメリットを最大限生かし、
家族・親戚、地元の友人と過ごす時間を十分に取ることができるようになりました。
その中で少しずつですが、嫁さんに明らかに元気が出てきたように思います。
1つ誤算だったのは、
地元転勤と同時に社宅適用が打ち切りとなったことです (汗)
労働規約に全く書かれていなかったのですが、
自己都合だから当然なんでしょうね・・・
(自分のこの1件があった後に、労働規約に
「一般職変更時は社宅適用を打ち切る」旨の一文が記載されてました。。。)
嫁さんの医療費に加え、社宅適用打ち切りが
かなり家計に大きな影響を与えてますが、
それ以上に家族・親戚と過ごす時間は価値あるものと思います。
1型糖尿病に対する社会の不理解、差別・偏見というものが多少なりともある中で、いかに自分が嫁さんに寄り添えるか、家族親戚の力を借りながらですが頑張っていきます。